IELTSとはどんな試験?評価される場所・料金・試験内容を詳しく解説
IELTSとはどんな試験?評価される場所・料金・試験内容を詳しく解説
「IELTS」という名前を聞いたことはあっても、「どこで使われるの?」「受験料はいくら?」「どんな問題が出るの?」と疑問に思う保護者の方は多いのではないでしょうか。本記事では、IELTSの基本情報から、評価される場面、スコアのレベル感、そして実際の試験内容まで、具体的に解説します。
IELTSの基本情報
IELTSとは
IELTS(International English Language Testing System)は、イギリスの大学・教育機関を中心に、世界140以上の国・地域で利用されている英語能力試験です。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能を測定し、結果は0.0〜9.0の「バンドスコア」で示されます。
大きく分けて「アカデミック・モジュール」と「ジェネラル・トレーニング・モジュール」の2種類があり、大学への進学や専門職の資格申請には主に前者が、移住や就労ビザの申請には後者が使われます。
どこで受けられるのか
日本国内でIELTSを運営しているのは、British Council(ブリティッシュ・カウンシル)、IDP、そして日本英語検定協会・バークレーハウスの3団体です。試験会場は札幌・仙台・東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸・福岡など全国主要都市に設置されており、仙台でも受験が可能です。
形式としては「ペーパー版(会場でマークシート・筆記)」「コンピューター版(会場でPC受験)」「オンライン版(自宅受験)」の3種類があり、特にコンピューター版は会場によってほぼ毎日実施されているため、比較的予約が取りやすいのが特徴です。
受験料はいくら?
受験料:27,500円(税込)
2025年9月の改定以降、運営団体による価格差はなくなり、どの団体で申し込んでも同一料金です(2026年6月時点)。試験日程や会場の変更は初回無料、2回目以降は別途手数料がかかります。最新の料金は各運営団体の公式サイトでご確認ください。
英検(2級:6,900円程度)と比較すると高額に感じられますが、IELTSは2年間有効な国際的な英語力証明として、世界中の教育機関・移民局で通用する試験であることを踏まえると、留学を見据えるご家庭にとっては妥当な投資と言えるでしょう。
試験の時間配分と出題内容
IELTSは合計2時間45分程度で実施されます(スピーキングのみ別日・別時間に行われる場合があります)。各セクションの時間配分と出題内容は以下の通りです。
リスニング(約30分・40問)
4つのパートで構成され、日常会話からアカデミックな講義まで、さまざまな場面の音声を1回だけ聞いて解答します。出題形式は、選択問題、空欄補充、地図・図表のラベリング、文章の要約完成など多岐にわたります。集中力を保ちながら、メモを取りつつ聞き取る力が求められます。
リーディング(60分・40問)
3つの長文(1文章あたり約900語)を読み、設問に解答します。出題形式には、見出しのマッチング、True/False/Not Given(本文の内容と一致するか)、要約・図表の完成、文中の語句を選んで埋める問題などがあります。英検の長文よりも語数が多く、時間内に正確に内容をつかむ「速読力」が重要です。
ライティング(60分・2タスク)
Task1(約20分・150語以上)とTask2(約40分・250語以上)の2つの課題に取り組みます。アカデミック・モジュールのTask1では、グラフ・表・図などのデータを見て、その傾向を客観的に説明する文章を書きます。Task2では、与えられたテーマについて自分の意見を論理的に展開するエッセイを書きます。
スピーキング(11〜14分・面接形式)
試験官と1対1の面接形式で行われ、3つのパートに分かれます。Part1は自己紹介や身近な話題についての質疑応答、Part2は与えられたトピックカードについて1〜2分間スピーチをする「長めの発話」、Part3はPart2のテーマに関連したより抽象的・社会的な話題についてのディスカッションです。

バンドスコアのレベル感
IELTSのバンドスコアは0.0〜9.0までの0.5刻みで評価されます。それぞれのスコアがどの程度の英語力に相当するのか、目安をまとめました。
| バンドスコア | レベルの目安 | 英検換算の目安 |
|---|---|---|
| 8.0〜9.0 | ネイティブ並みに使いこなせる(Expert/Very Good User) | 英検1級上位 |
| 6.5〜7.5 | 複雑な内容も理解・表現でき、海外大学進学に対応できるレベル(Good User) | 英検準1級〜1級 |
| 5.5〜6.0 | 概ね意思疎通ができ、誤りはあるが大きな問題なく対応できる(Competent User) | 英検2級 |
| 4.0〜5.0 | 基本的なコミュニケーションは可能だが、限定的な状況で誤りが多い(Limited User) | 英検準2級〜2級 |
| 3.0以下 | 基礎的な単語やフレーズの理解にとどまる(Extremely Limited〜Intermittent User) | 英検3級以下 |
大学進学に必要なスコアの目安
海外大学の学部進学では、一般的に6.0〜6.5程度が求められることが多く、難易度の高い大学院や専門性の高い学部では7.0以上を求められる場合もあります。必要なスコアは大学・学部ごとに異なるため、志望校の公式情報を確認することが大切です。
今からできる準備
IELTSは難易度が高く、受験料も決して安くはない試験です。だからこそ、いきなり申し込むのではなく、まずは英検準1級・1級レベルの語彙力・文法力・読解力を身につけることが、IELTS対策の確かな土台となります。
また、スピーキングの面接形式に慣れるためには、日常的に英語で会話する機会を持つことが効果的です。英会話教室でのレッスンを通じて「自分の意見を英語で伝える」練習を積んでおくことで、IELTSのスピーキングセクションへの抵抗感を減らすことができます。
IELTSや海外進学を見据えた英語学習についても、お子さまの現在のレベルに合わせたご相談を承っております。
ARK英会話教室仙台へ、お気軽にお問い合わせください。


