【英語の多読の重要性】
英語の多読の重要性
幼稚園や小学生の子どもをもつ保護者の方は、「英語多読に興味があるけれど、具体的にどんな効果があるのか分からない。そもそも、どうやって始めたらいいのか分からない」と悩んだことがあるのではないでしょうか。
実は、ARKの英語講師も英語多読の効果的な学習法を知るまでは、難しい海外の洋書にチャレンジして、挫折した経験があります。いくら読んでも英語力が伸びず、「自分には向いていないのかもしれない」と感じたこともありました。
しかし、正しい方法を知ってからは英語多読が楽しくなり、少しずつ英語力が伸びる実感を得られるようになりました。
この記事では、そんな私たちの経験を踏まえて、保護者の方が気になる次の3つのポイントを詳しく解説していきます!
・小学生が英語多読を行うメリット
・英語多読の効果的な学習法
・英語多読を行う際の注意点
小学生が英語多読を行うメリット
英語多読とは、英語で書かれた本を大量に読む学習法のことです。
今回紹介する、小学生が英語多読をすることで得られるメリットは以下の3つです。それぞれおすすめの理由や特徴について解説していきます。
・自然に語彙力が伸びる
・速読力を身につけることができる
・リスニング対策やスピーキング対策にも役立つ
1 自然に語彙力が伸びる
たくさんの英文に触れることで、「単語を暗記しよう!」と頑張らなくても、自然と語彙力が伸びていきます。
本を読んでいるうちに同じ単語や表現が何度も出てくるので、少しずつその意味や使い方を覚えられるようになります。
例えば「take」という単語も、英文の中で「take a walk (散歩する)」や「take care of〜 (〜の世話をする)」などのフレーズとして登場するので、文脈の中でどのような使われ方をするかなどを、自然に身につけることができます。これは、単語帳では得られない英語多読ならではの大きなメリットの一つです。
2 速読力を身につけることができる
本を大量に読んでいくことで、「速読力」が鍛えられます。
例えば英文を読む際に、そのつど日本語に訳していると時間がかかってしまいますが、英語多読を続けていくことで、英語の文章を日本語に変換せずにそのまま意味が分かるようになっていきます。
このスキルは、将来的に英検や高校、大学受験などの試験対策にも役立ちます。特に長文読解では、時間内に正確に文章を読み解く能力が求められるため、速読力を身につけることが大きな強みになるでしょう。
3 リスニング対策やスピーキング対策にも役立つ
英語多読をつづけることで、リスニングやスピーキングにも効果があります。
英語多読では、文章を読むなかで英語の語順に慣れることができます。そのため、リスニングでも瞬時に英文の意味を理解できるようになります。
さらに、多読で身につけた「英語を英語のまま理解する感覚」はスピーキングにも役立ちます。会話の際に「日本語から英語に訳す」手間が減り、「英語のまま考えて話す」感覚を身につけることができるでしょう。
英語多読の効果的な学習法
英語多読を使った学習法を継続していくためには、お子さんが「英語って楽しい!」と思えることが一番大切です。
ここでは、英語多読をする上で必要な3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
・興味のあるテーマの本を選ぶ
・短めのストーリーを選ぶ
・自分のレベルよりも簡単な本を選ぶ
1 興味のあるテーマの本を選ぶ
まずは、お子さんが興味のあるテーマの本を選ぶことが大切です。
好きな内容なら、時間を忘れて夢中になって読み進められることが多いからです。例えば、野球が好きなお子さまは、大谷翔平の本など最適ですね。また、学校の教科書で習う英語とは違い、好きなテーマの英文を使って学べるというのも多読の大きな魅力の一つです。
2 短めのストーリーを選ぶ
初めは、短めのストーリーが収録されている本を選ぶことが大切です。
長い物語を読むのは、どうしても負担が大きくなりがちです。1冊の中に短いお話がいくつか入ったものや、ページ数が少ない本を選ぶと、お子さんも「最後まで読めた!」という達成感を得られます。
3 自分のレベルよりも簡単な本を選ぶ
英語多読の基本は、「簡単すぎるくらいがちょうどいい!」ということです。
難しい本にチャレンジしてしまうと、知らない単語がたくさん出てきてしまい、内容が理解できずに挫折してしまうことがあるからです。
語彙力が少ないうちは、ページ数が少なく、イラストがたくさん描かれている本がおすすめです。絵を見ながらストーリーを想像することで、英語が読める感覚が得られるため自信にもつながります。
英語多読を行う際の注意点
英語多読は楽しく学べる学習法ですが、いくつか注意するポイントがあります。
無理なく継続するためにも、以下の3つのポイントを参考にしてみてください!
・すぐに辞書を引かない
・分からないところは飛ばし、反復読みはしない
・読みにくければ、別の本に切り替える
1 すぐに辞書を引かない
英語多読では、わからない単語が出てくるたびに辞書を引くのは避けましょう。
本を読むたびに辞書で調べていると、ストーリーの流れが止まってしまい、せっかくの多読が楽しくなくなってしまいます。それよりも、「なんとなくこんな意味かな?」と前後の文脈から推測して読み進めることが大切です。
ただし、どうしても英単語の意味が気になってしまうこともあると思います。その場合は、本を一冊読み終えた後に辞書を使って調べてみるのが良いでしょう。
2 反復読みはしない
英語多読では、英語の語順に慣れることが大切です。そのため、返り読み(戻って前の文章を読み直すこと)は避けるようにしましょう。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、英語のまま文章を読んでいくうちに、英語の語順に自然と慣れていきます。
また、もし途中でわからない部分があったら、無理に戻らずそのまま読み進めましょう。後でその部分がわかるようになることもありますし、流れをつかむことができれば、英語の理解力がアップすると思います。
3 読みにくければ、別の本に切り替える
英語多読では、楽しみながらつづけることが一番大切です。
「この本、読みづらいな」と感じたら、無理に続ける必要はありません。別の本に切り替えて、気軽に読めるものを選びましょう。
また、本のレベルが少し高すぎると感じたら、レベルを少し下げて簡単な本にチャレンジしてみてください。それだけで、読むことがもっと楽しくなるはずです!
まとめ
今回の記事では、小学生向けの英語多読のおすすめの学習法や注意点をお伝えしました。
押さえておきたいポイントは、以下の5点です。
・興味のあるテーマの本を選ぶ
・お子様のレベルよりも簡単な本を選ぶ
・すぐに辞書を引かない
・返り読みはしない
・読みにくければ、別の本に切り替える
これらを意識して取り組むことで、英語多読を楽しくつづけられるだけでなく、お子さまの英語力が自然と伸びていきます。
アーク英会話教室では、授業の中に多読の時間を取り入れています。生徒一人ひとりのレベルや興味に合わせた本を選び、無理なく楽しみながら英語に親しんでもらえるよう工夫しています。
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